4万打おめでとうございます!
あとあんなアホなリクエストをこんな素敵小説にしていただいてありがとうございます^^
ではでは。皆様。続き↓からめくるめく甘いキラペンをどうぞ!
ザァァァ、
シャワーの音が聞こえる
個室にシャワールームを搭載したツインの部屋のベッドに俺は腰掛けた
普段全くと言っていいくらい仮面を取ろうとしない彼にちょっとしたいたずらを仕掛けた
キラーの着替えと一緒に置かれた仮面の穴を内側からガムテープで塞いでおく
見た目的には気付かれないだろう
視界が見えないなら仮面を脱いで俺のもとへと来るはずだ
シャワーの音がドライヤーの音に変わったのを確認してからじっとシャワールームのドアを見つめ、彼が出てくるのを待った
暇つぶしに本でも持ってくるんだったな、と足をぶらぶらさせながら天井を見上げたその瞬間シャワールームのドアが開く
「キラ……えぇ~…」
「お前は何がしたいんだ」
ご丁寧に綺麗に剥がされたガムテープを片手に仮面を被ったキラーが深くため息をついた
「何で剥がすんだよ」
「ペンギンこそ何で貼ったんだ。しかも内側なんて剥がしにくいところに…訳がわからん」
そう言って俺の頬にべったりとガムテープを貼り付けるキラー
「仮面外せよ」
「ん?」
「顔が見たかったんだ」
「……はぁ…」
「何だよ」
「それだけのためにガムテープ貼ったのか」
「うん」
数秒間の沈黙のあとキラーは何の前触れもなくおもいっきり俺の頬に貼り付いたガムテープを剥がした
ベリッという音と共に頬にじわじわと痛みが走る
「―――ぃッ…」
ベッドの上で横になり丸まった体勢で頬を押さえて悶絶する俺
それを何も言わずに眺めているキラー
「キラー…お前…何す」
「ねだれ」
「あ?」
「顔見たいんだろ?ねだってみろ」
ぎしり、
俺の顔の両脇にキラーの両手が下ろされ、身体に覆いかぶさった彼の体重でベッドが軋んだ
「キラー…?」
「顔見たいんだろ、だったら」
「仮面外せよキラー」
「……」
「…………」
「………可愛くない…」
「は?」
「却下だ、ねだるというより命令だろうそれは」
「お前は俺に何を求めてるんだ」
いいからどけよ、と彼の胸板を押してみるがびくともしない
二度目のため息が聞こえたのと同時に彼に右手首を掴まれた
掴んだまま何かを考えるかのようにキラーの動きは停止していた
…が、おもむろに俺の右手首を彼は仮面の金具部分に持っていく
「あの…キラー…さん?」
「外したいなら勝手に外せ」
「え?」
「ペンギンなら…別に顔を見られたところで何ともない」
「…何ともない、ね…ちょっと凹む」
「………少しは察しろ…」
小さく呟かれた彼の声が耳に入ったとき片方の金具が外れた
もう片方の金具を外して両手で仮面を彼の頭から取り去ると、ばさばさと長い前髪が現れる
髪を分けて顔を見ようと前髪に手を伸ばすと今度は両手をがっしりと掴み、俺の肩に顔をうずめて身体にのしかかった
「ちょ…まだ俺顔見てない…」
「………やっぱ、今は見るな」
「へ?」
「今たぶん…顔が赤い…から、見られたくない」
「………そう…」
そんなことを言われたらこっちだって恥ずかしくなるじゃないか
首筋にあたるキラーの髪がくすぐったくて「ふふっ」と小さく笑うと彼は指を絡めて両手をぎゅっと握った
(俺はこんなに幸せで
いいのだろうか)
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A.いいんです!
もう何このフェアリー達!甘くてとろけてしまいそうです。トキガネが←
大人の恋愛しているように見えて、実はけっこう拙い恋愛しているようなキラペンがもう・・・!(言葉にならない)お茶目な悪戯しちゃうペンギンに思わずキュンときましたww本当にありがとうございます!
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文とか絵とかコスプレとか色々手を出していたりするダメ人間。いろんなことに迷走気味