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ボニーちゃんによるプレゼント企画導入編?です
キャスペンバンの三人の年齢操作のお話です。
ボニーちゃんの能力ちゃんと判明してない段階でこのネタどうなんだ?と思ったりもしますが、あくまでネタとして楽しんでいただけると嬉しいです。
キャスペンバンの三人の年齢操作のお話です。
ボニーちゃんの能力ちゃんと判明してない段階でこのネタどうなんだ?と思ったりもしますが、あくまでネタとして楽しんでいただけると嬉しいです。
天気は快晴。暖かい陽射しに爽やかな海風が香るハートの海賊団の船の甲板。
そこに用意された大きなテーブルの上にはゆうに20人前の料理が並んでいたであろう、空になったボトルや皿の残骸が広がっている。
「いやぁ~食った食った!」
そこに、テーブルマナーなんて知ったことかと言わんばかりに足を投げ出し、満足げに笑っているのは、億越え賞金首の大型ルーキーの一人と言われている南の海出身の海賊、ジュエリー・ボニーだった。
「ノースブルーの料理ってのも美味いもんだなぁ」
「あぁそうかよ。」
対面に座っているこの船の船長であるトラファルガー・ローは、先程まで続いていたボニーの見事な食事っぷりにあきれていた。
基本的にベジタリアンで食事量の少ないローではありえないほどの食事を驚異的なスピードで胃に治めていく姿は人間かどうかも疑わしい。いつか解剖させてくれないものだろうか、と客人を前に物騒なことを考えていた。
「さすが“大喰らい”だな・・・せっかく買い込んだウチの食料が見事にパァだ。」
「はははっそうかよ!おかげで私は満足だ。」
オイ!おかわり!と近くにいたキャスケットに酒をつがせるボニーにローは溜め息をつく。
街中でボニーが海軍の追っ手相手に悪魔の実の能力を発動しているのを偶然見かけ、軽い気持ちで話しかけただけだったのだが、突然「腹へって動けねぇ」と言い出したため、しかたなく船に連れ帰ってきたのだ。
「で?なんだっけ?私の能力に興味があるんだっけか?えーっと・・・と、トラ・・・」
「トラファルガー・ローだ。」
「そうそうトラファルガー。美味いメシご馳走してもらった礼に、特別に見せてやるよ」
ボニーはそうニヤリと笑うと、近くにいたキャスケットの頭をぺしりと叩く。
すると、キャスケットはまたたく間に身体が縮んでしまった。
「なっ!ハァ!?」
驚くキャスケットの声も普段より高く、見た目でいえば5、6歳の姿になってしまった。
着ていた白いつなぎがぶかぶかになり、トレードマークの帽子とサングラスがずれ落ちている。
「ホレ!一丁あがり!」
「うわぁっ!」
ボニーは小さくなったキャスケットを持ち上げ、ローへと突き出す。
目の前で能力が発動されたのを見たローはそれをまじまじと見つめる。
「へぇ。こりゃすげぇ。マジでガキになるんだな。」
「船長!関心してないで助けてくださいって!」
金切り声できゃーきゃーと泣いてすがり付いてくるキャスケットは、どうやら混乱しているらしく、本当の子供のように訳のわからない事態に取り乱している。
「あーうっせぇ。おいペンギン。ちょっとコイツの相手してろ」
「はぁ・・・」
半ば押し付けられた小さいキャスケットを受け取ったペンギンは、「とちあえず泣き止め。な?」とキャスケットの背を優しくなでる。短くなってしまった腕をめいっぱいのばしてキャスケットはペンギンの首に手をまわし、ぎゅっと抱きついた。
「年齢操作ができる能力、か・・・面白ェな。」
「だろぉ?しかもある程度自分で調整できるのがコレの面白いところでな。・・・丁度いいな。そこのオッサン!ちょっとこっち来いよ!」
そこに、船の機関部へと続く扉が開き、「なんだ?客でも来てんのか?」と現れたバンが指名される。事態のよくわかっていないバンは、周りにいた仲間達が哀れんだ目で念仏を唱えていることなどまったく知らない。
「あらよっと」
ぽんっとボニーがバンの肩に触れると、あっと言う間にバンの姿が若い青年の姿にかわってしまった。
「な、なんだこりゃ・・・!?」
艶のある白髪に白い肌、唯一変わらないのは目つきだけだったが、普段見る姿とはまったく違う印象に仲間たちも「おぉ」と感嘆の声を上げる。
「おぉ~このオッサン、なかなかイケメンだったんじゃねぇか。」
「わけわかんねぇこと言ってねぇで戻せ!」
ボニーに掴みかかろうとするバンを仲間達がなんとか押さえ込む。女とはいえ船長と並ぶ億越えの大型ルーキーに変わりはないのだ。下手に船員は手が出せない。
「どうよ?なかなかすげぇだろ!」
「若返らすだけなのか?俺が見た海軍の奴等は老人になってた奴もいたと思ったが・・・」
「おぉ。老けさせることもできるぜ。」
やってやろうか?とボニーは軽くローのリクエストを引き受け、次の標的を探す。
すると、泣き止んだキャスケットを下に下ろすためにかがんでいたペンギンが視界に入った。
キラーンと目を光らせたボニーは、そっとペンギンの背後に近づき、驚いて振り返ったペンギンの頭に手を押し当てた。
「うわっ!」
とんっと押されて甲板に尻餅をついたペンギンは、一見するとあまり変化がみられない。
が、背が小さくなって視界が低くなっていたキャスケットには、その変化がはっきりと見えてしまった。
「ぺ、ペンギン・・・」
帽子の影に隠れたペンギンの顔が、いつもより少し年齢が高くなっている。
相棒の様子が気になったのか、船長もペンギンのすぐ傍までやってきて、ペンギン帽子をひょいっと脱がせた。
「ははっ。なかなかイイオトコになったじゃねぇか。なぁ?ペンギン」
「・・・・・・・・・・・・。」
「10年後、ってところか?この見た目だと」
言葉もなく甲板を一点見つめして放心しているペンギンは、元々整っている顔の造りとあいまって、格好良いというよりも色気の滲み出す男へと成長していた。
「最悪だ・・・・・・・・・」
「ぺ、ペンギン!そんな落ち込むことないって!かっこいいって!」
「誰も自分の年くった姿なんてみたくないだろうが・・・」
なんとか搾り出したような声は心底落ち込んでいるようだ。キャスケットはそういえばこの後、キッド海賊団の連中が来る予定だったのを思い出し、あぁ、恋人にこの姿を見せたくなかったのか。と納得した。
「ははははっ!傑作だなぁお前ら!」
自分がしたことにもかかわらず、大笑いしているボニーに、キャスケットが「はやくもとにもどせよ!」とつめよろうとしたが、「またメシ食わしてくれるなら戻してやるよ」と意地の悪い言葉をのこし、まるで食い逃げ犯のように去っていってしまった。
「まるで嵐だな。ボニー屋は」
「ちょっと船長!そんな暢気なこと言ってないで引き止めるなりなんなりしてくださいよっ!」
「面白いから却下。」
「最悪だぁぁぁ!!」
ショックで愕然とする二人とわめきたてるキャスケットは、それから数日、このままの姿で過ごす事になった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
誰を若返らせるか老けさせるかを考えた結果、バランス的にこうなりました。
キャス→ロリショタ趣味に大人気な子猫的可愛さの少年。
バン→現パロとかしてたら確実にバンドでギターとか弾いてそうな目つき悪い美男子
ペン→大人の色気が出だす最強三十路男。
まさかの三十路ペンギンですが、私はオッサン受け大好きです(誰も聞いてない)
今度こそ計画的にネタ消費していくぞ!おー!
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トキガネ
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文とか絵とかコスプレとか色々手を出していたりするダメ人間。いろんなことに迷走気味
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