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キラペン続き物。R18です。
ねちっこく書いたら長くなったのでブツ切りです^q^
あと、キャラ設定ページを更新しました。主にペンギンの刺青について。
恋というのは恐ろしいものだ。
自分の意思とは無関係に心を奪われ、感情が波立つ。
それが報われるにしろ、報われないにしろ、決して穏やかにはならない。
無感動を装った鉄仮面を熔かされて、その内側に触れられることに恐怖する。
それを嬉しいと感じてしまう自分は、たぶんもう、壊れてしまっているのだろう。
優しく抱かれるのは初めての経験だった。
昔から幾度となく男相手に行為を強要されたことはあったが、それを自ら受け入れたのも初めてで、その夜は酷く戸惑った。
最初のうちは多少抵抗もしていたが、幾度となく降り注ぐキスに諦めにも似た形でゆっくりと男の首に腕をまわすと、男は驚いた風に目を見開き、やがて双眸を細めて笑った。
その笑みがやけに子供っぽくて可笑しい。
だがそれも部屋を満たす熱っぽい空気によって消され、男の目は再び青い炎を灯したようにギラギラとした色に変わっていた。
その欲情を湛えた目に背筋が震え、俺は目を閉じた。
服を脱がす動作。髪を撫でる手。体温を確かめるように触れる指先。
その一つ一つがじれったいほどゆっくりと行われ、触れられるたびに内側の熱が溢れてくるようだった。
「これは・・・」
なんだ?と聞かれて目を開けば、男の指先が俺の左胸にある刺青に触れていた。
左胸から肩、腕にかけて描かれたそれは、俺が忠誠を誓ったもののために刻んだ刺青だった。北の海の荒々しい波の紋様に混じってハートのモチーフがところどころに散りばめられたそれを眺める男に、俺は嘘をついた。
「ただのお遊びだ。・・・意味はない」
男はただ「そうか。」と頷いたが、俺が嘘をついていることなど既に気付いているだろう。
ツナギから腕を抜き去り、露になった上半身。その首筋。服で隠れるギリギリの位置まで彫られた刺青部分に、男はなんの躊躇いもなく噛み付いた。
「はっ・・・ァ・・・」
ちりりとした痛みを感じて声を漏らした。頬に触れる金の髪がくすぐったい。
暫くすると今度は鎖骨に、次は肩に腕にと甘噛みをする猫のように歯形を残していく。
キスマークのようにいくつもつけられていく跡が熱をもったように感じて身じろいでいると、今度は胸の突起に舌が触れてきた。
ひくりと身体が震え、思わず吐息が出そうになった口を片手で塞いでガマンしていると、男は嬉しそうに笑ってそこに吸い付いた。
「ん、んっ・・・」
行為の最中に声を出すのはあまり好きではない。
意図せず零れてしまう自分の声。通常のものとは違った甲高い声を聞くのが嫌だからだ。
まるで女のように喘いでしまうのが我ながら情けない。
男としての威厳というよりも、ただ羞恥に耐えられないだけだ。
男はそれを咎めなかった。
時々何か言いたげな視線が己の視線とかち合うが、そのたびに突起を刺激されて目を瞑ってしまう。舌で弄ばれている方とは違う突起を手で摘まれれば、痛みとはちがったものが体内をかけめぐった。
「かわいいな。」
「っ!」
うっとりとした男の声が聞こえた瞬間、男の空いている手が下半身へと延び、下着の中へと滑り込ませていた。
うっとりとした男の声が聞こえた瞬間、男の空いている手が下半身へと延び、下着の中へと滑り込ませていた。
既に反応を示していたそれをやんわりと掴まれて、引きつったような声が漏れる。
「一応聞くが・・・経験は?」
「・・・ないわけじゃ、ない」
本当は数え切れないほどあったが、それはなかったことにしたい過去の一つでもある。
男はまた「そうか。」と頷いて唇にキスを落とした。
「お前は?」
やられっぱなしが悔しかった俺はそんな質問を返すと、男はぐっと押し黙り、
「・・・男は、初めてだ。」
と、正直に答えた。
しかし多少の知識はあるのか、ゆるゆると俺の下半身を刺激し始める手に迷いはない。
感じる場所を確かめるように丁寧に手ですかれ、快感の波が押し寄せる。
「ん・・・んぅ、くっ・・・」
同性ならばどこをどう刺激されれば感じるかなど、容易く判断できる。
中途半端に足に絡まっていた衣服も全て床に落とされ、一糸纏わぬ姿にされてしまった。
相手はまだ一枚も脱いでいないのに。屈辱だ。
「手を・・・」
耳元で囁かれ、口元を覆っていた手にキスをされる。
仕方なく口元から手を離し、目の前に迫る顔に触れて、手触りのいい髪を撫でると、甘えるような仕草ですりついてきた。
なかなか可愛い猫だ。・・・いや、いまネコなのは俺か。
長い前髪の奥に見える目と視線が合う。相変わらずゾクゾクするほど強い光を湛えている。俺も十分興奮しているのかもしれない。
近づいてきた唇をぺろりと舌で舐めれば、噛み付くようなキスが降ってきた。
「ん、ふっ・・・あ、ひっ!」
吐息すら飲み込むような激しいキスの中、下半身にも強い刺激を与えられて甲高い声が漏れ出る。思わず口を閉じようとするも、既に男の片手が俺の顎を捉え、親指が口内に侵入していたため、それは叶わなかった。
「あぁ、はあっ、や、やめ・・・」
「やめない。」
キスの合間に囁く男は心底楽しそうに笑んでいる。
「もっと聴かせてくれ。」
「やっ、あ、ああっ!」
男の肩を押し返そうとするも、与えられる快感のためにたいした力も入らない。
苦し紛れにシーツを掴んでいた手で下半身にのびる手を制するように触れれば、逆にその手をつかまれてすっかり硬くなった自分自身を握らされた。
「ひぁ、や、め・・・」
あまりの恥辱に「やめてくれ」と舌足らずな声で懇願するも、どちらのものともつかない唾液に濡れた唇を舐める男を喜ばせるだけに終わった。
「一度イった方がいい。」
「いやっいや、だ・・・」
「見せてくれ。」
お前のイくところを。と、男が耳元で囁きながら一層激しく下半身をすいた。
己の手で触れている箇所は既に先走りでぬめっている。男の大きな手と一緒に擦り付けるように動かされ、まるで自慰をしているような錯覚に陥る。
たまらずに声をあげてしまうはしたない口に再び口付けられ、夢中になってキスを貪る。
快楽に思考が追いつかなくなってきた。
瞬間、男の指が先端に触れ、射精を促すように爪を立てると
「っ―――!!!」
声も出せないままに熱を吐き出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
後半に続く(笑)
ペンギンはしれっとした顔してドエロだといいなと私は思いました。(あれ?作文??)
ペンギンはまだキラーを名前で呼んだことがないので、文章でもなんとなく名前呼びはさせないでおきました。
ぎこちないままの初夜ですが、頑張って続き書こうと思います^^;
「一応聞くが・・・経験は?」
「・・・ないわけじゃ、ない」
本当は数え切れないほどあったが、それはなかったことにしたい過去の一つでもある。
男はまた「そうか。」と頷いて唇にキスを落とした。
「お前は?」
やられっぱなしが悔しかった俺はそんな質問を返すと、男はぐっと押し黙り、
「・・・男は、初めてだ。」
と、正直に答えた。
しかし多少の知識はあるのか、ゆるゆると俺の下半身を刺激し始める手に迷いはない。
感じる場所を確かめるように丁寧に手ですかれ、快感の波が押し寄せる。
「ん・・・んぅ、くっ・・・」
同性ならばどこをどう刺激されれば感じるかなど、容易く判断できる。
中途半端に足に絡まっていた衣服も全て床に落とされ、一糸纏わぬ姿にされてしまった。
相手はまだ一枚も脱いでいないのに。屈辱だ。
「手を・・・」
耳元で囁かれ、口元を覆っていた手にキスをされる。
仕方なく口元から手を離し、目の前に迫る顔に触れて、手触りのいい髪を撫でると、甘えるような仕草ですりついてきた。
なかなか可愛い猫だ。・・・いや、いまネコなのは俺か。
長い前髪の奥に見える目と視線が合う。相変わらずゾクゾクするほど強い光を湛えている。俺も十分興奮しているのかもしれない。
近づいてきた唇をぺろりと舌で舐めれば、噛み付くようなキスが降ってきた。
「ん、ふっ・・・あ、ひっ!」
吐息すら飲み込むような激しいキスの中、下半身にも強い刺激を与えられて甲高い声が漏れ出る。思わず口を閉じようとするも、既に男の片手が俺の顎を捉え、親指が口内に侵入していたため、それは叶わなかった。
「あぁ、はあっ、や、やめ・・・」
「やめない。」
キスの合間に囁く男は心底楽しそうに笑んでいる。
「もっと聴かせてくれ。」
「やっ、あ、ああっ!」
男の肩を押し返そうとするも、与えられる快感のためにたいした力も入らない。
苦し紛れにシーツを掴んでいた手で下半身にのびる手を制するように触れれば、逆にその手をつかまれてすっかり硬くなった自分自身を握らされた。
「ひぁ、や、め・・・」
あまりの恥辱に「やめてくれ」と舌足らずな声で懇願するも、どちらのものともつかない唾液に濡れた唇を舐める男を喜ばせるだけに終わった。
「一度イった方がいい。」
「いやっいや、だ・・・」
「見せてくれ。」
お前のイくところを。と、男が耳元で囁きながら一層激しく下半身をすいた。
己の手で触れている箇所は既に先走りでぬめっている。男の大きな手と一緒に擦り付けるように動かされ、まるで自慰をしているような錯覚に陥る。
たまらずに声をあげてしまうはしたない口に再び口付けられ、夢中になってキスを貪る。
快楽に思考が追いつかなくなってきた。
瞬間、男の指が先端に触れ、射精を促すように爪を立てると
「っ―――!!!」
声も出せないままに熱を吐き出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
後半に続く(笑)
ペンギンはしれっとした顔してドエロだといいなと私は思いました。(あれ?作文??)
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ぎこちないままの初夜ですが、頑張って続き書こうと思います^^;
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文とか絵とかコスプレとか色々手を出していたりするダメ人間。いろんなことに迷走気味
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