どこにもたどりつかない。 嫌いなものと好きなもの05 忍者ブログ
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バン×カゲロウ×キャスケットでキャス総受け3P話です。

・連作の最終話。っつーか後日談?えっちは無しです。
・バンさん主観。バンさんはノンケ希望。少年趣味ではないよ?(笑)
・続き物です。前のを読んでないと意味がわからないよ!www

以上のことを理解した方のみ、つづきからどうぞ!


 



翌日の夜、船の機関室にいた俺の元に来たキャスケットは「ゴメンね。」と笑った。

あの後、解毒剤を受けて完全に動けるようになった俺は、真っ先にカゲロウを殺そうとした。が、それは最大の被害者であるはずのキャスケットに止められてしまった。
助けようとした奴にそんなことをされてしまっては、俺にできることなど何一つない。
・・・まぁ、カゲロウにはグーで思いっきり一発くれてやったがな。

「なんでお前が謝るんだよ?」
「だってバン、俺を助けようとしてくれてたんでしょ?」
「・・・ま、実際はあのザマだったけどな。」
「ははっ。でもお礼は言うよ。ありがとうバン。」

無邪気に笑うキャスケットの笑みが、普段どおりすぎて、なんだか気持ちが落ち込んだ。
それでも無理して笑い返してぐりぐりと頭を撫でた。
こんないたいけな子供によくもまぁあんなことができたもんだと、あの瞬間のカゲロウの目を思い出すたびにムカムカしてくる。

「それと・・・やっぱりごめん。」
「だからなんでお前が謝る?」
「あーえっと・・・バンを巻き込んじゃったから、かな?」
「あ?」

訳がわからなかった。俺が?巻き込まれた?いったい何に?
そう思っていたのが表情に出ていたのだろう。キャスケットは困った顔をしてぽりぽりと頭をかいた。

「んーっと・・・普段はそんなに俺の嫌がることしねぇんだけど、昨日はただカゲロウの虫のいどころが悪かったというか、機嫌が悪かったというか・・・」
「はぁ!?機嫌が悪かったじゃすまねぇだろあんなこと!」
「ま、まぁいいじゃん。他に誰も困らないし。俺が勝手にやってることだし・・・まぁ昨日のは半分俺のせいってのもあったけど」
「勝手にって・・・お前なぁ・・・」
「あ、でもさ!バンも昨日俺がヌいてやった訳だし、結果オーライってとこかな?」
「・・・・・・・・・。」

あぁ、頭が痛くなってきた。
俺はもうキャスケットを可愛いい子供としては見れないのだろうか?
頼むからもうお前の口からそういった俗物的な言葉を出さないでくれ。
ただでさえ昨日の一件で(不覚にも)イかされてしまったことに一日中落ち込んでいたのに・・・

「ば、バン?」

どうしたの?と頭を抱えてしゃがみ込んだ俺を覗き込むようにキャスケットの手が肩に触れる。

「そ、そんなに嫌だった!?じゃあ俺、もうバンにあんなことしないから・・・だからっ」
「・・・キャス。」
「は、はい!」

ばっとキャスの目を見据え、両肩を掴んだ。

「正直に言え」
「は、はい・・・」
「お前は・・・あいつが好きか?」
「・・・・・・・・。」
「ちなみに俺はお前が好きだ。恋愛感情じゃあねぇがな・・・この船にいる仲間としてお前が好きだ。」

我ながら何を言ってるんだろうと思うぜマジで。
ちなみに言うとカゲロウは嫌いだ。今すぐでも殺したい。

「だからお前がしたいことなら大概は許すし、好きにやりゃいいと思う。だがな、嫌々やられてんなら話は別だ。」
「・・・・・・・・・。」
「本当に、このままでいいのか?」


数秒がたった。
するとキャスケットは少し苦笑して俺の手に触れた。

「うーん。何て言ったらいいのかなぁ・・・」

言葉は続く。

「好きかどうかはっきり聞かれても、ちゃんと答えられないよ。・・・たぶんだけど、バンが俺のこと大事にしてくれるのと一緒なんだ。」

俺は遮ることなく、その言葉を最後まで聞くことにした。

「うん。・・・俺はたぶん、カゲロウを大事にしたいんだと思う。」
「あいつほど寂しがりな奴、他にいないだろうから。」
「あいつ、性格もあんなだし、正直のとこ人としてどうだろう?ってとこもあるけどさ、」
「ちょっと似てるかもしんないんだ。俺とカゲロウって。だからほっとけない。」

それだけなんだ。と、言い終えたキャスケットはにへらと笑う。

「ま、バンみたいなオッサンからすれば変だって思われるのは知ってたから、なるべく隠したかったんだけどね!」
「・・・誰がオッサンだよ。ばーか。」

キャスケットの頬をつねってやると、またぎゃーぎゃーと騒ぎだす。
オッサンオッサン連呼されるような歳じゃねぇぞ俺ァ。

「いひゃいってばー!はなひてー!」
「ははは。マヌケ面。」


こんなガキがなぁ・・・
えらいもんに引っかかったもんだ。

『そういう感情を、“好き”っつーんだよ』

そう言い返してやりたかったが、何故か言ってはならないような気がして・・・
結局俺は言えず仕舞いに終わった。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回私がアトガキで言えることはただ一つ。

エ ロ は 無 理 \(^o^)/

・・・ですwwwwもう無理っすよ俺ァorzエロの才能皆無ですわwww
エロいこと考えるのは得意だけどね!(←)それを形にするのは難しいですなぁ・・・
(´・ω・`)
こんな中途半端なブツではありますが、最後まで見てくれた方、ありがとうございました!
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