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ぼにら連載よっつめ。
今回はキラペンのターン!なんですが・・・ちょいギャグ路線なのでキャラ崩壊注意!
「なにこのバカップル!爆発しろ!!」という言葉が聞こえてきそうです(笑)
今回はキラペンのターン!なんですが・・・ちょいギャグ路線なのでキャラ崩壊注意!
「なにこのバカップル!爆発しろ!!」という言葉が聞こえてきそうです(笑)
たとえ長く会えない時間が続いても、この気持ちは変わらず己の中に在り続ける。
そうキラーはペンギンに伝えたことがある。まだ付き合いたてで、いつ終わるともしれないこの関係に思い悩んだりしていた頃の話だ。
いつも近すぎず遠すぎずの距離で他人と接しているペンギンは、こと恋愛においても慎重で(ついでにいえば臆病で)告白してから暫くは目に見えてわかるほどキラーを避けていたこともある。傍にいるだけでも、触れるだけでもいけないと察したキラーは、それからずっと会うたびにペンギンに愛を囁いている。
言葉にすると薄っぺらなそれでも、ペンギンがなにかしら反応を返してくれるならば、それがどんな言葉でもキラーはかまわなかった。
だが・・・
「なぁペンギン」
「・・・・・・・・・なんだ」
「すきだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・で?」
「ここ開けて?」
「絶対嫌だ。」
ペンギンの個室の扉を前にして、何周目かわからないこのやりとりを繰り返すのは、さすがのキラーもこたえるようだった。
「だから、なんで?」
「・・・・・・いまは、会いたくないだけだ」
「どうしても?」
「・・・どうしても。」
扉の向こうから聞こえる声に、キラーはとんっと扉に額をつける。
本来ならいつものように部屋で二人きりになって、抱き締めるなりキスをするなりしているはずなのに。そう思いながらキラーはひやりとしたドアノブに手をかけた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今のペンギン見てみたいのに」
「見せるか馬鹿ぁ!!死ねぇぇ!!」
「いいや!死ぬ前にペンギンの“破壊力抜群の30代の色気”ってやつを見てから死ぬ!」
「誰だそんなこと言った奴!一発ぶん殴ってやる!」
「仲間はグーパンチで俺には死ねってどういうことだよペンギン!?」
「うるさい!さっさと帰れ!そして死ね!!」
がちゃがちゃがちゃと、扉のドアノブを握りながらの攻防が繰り広げられていた。
互いにドアノブを右に回すように力を入れ、相手からかかる力を相殺しているようで、ヒートアップする口調に会わせるように手に入る力も増していく。
一瞬でも気を抜けば扉ごと持っていかれそうな気迫を感じたペンギンはかなり必死だ。
『なんでこんな時に限ってコイツは・・・!』
いつもなら多少の我儘でも笑って受け入れてくれるはずのキラーは、今回に限って頑としてゆずってくれなかった。
「だいたいお前!ホントは年下趣味じゃなかったのかよ!?」
「年下は好きだが、ペンギンならどれだけ年上でも愛せる!」
「言い切るなこの変態!!っつーかキラー!最初に言い寄ってきた時もまず最初に顔ホメただろ!!覚えてんだからな!!」
「それは思ってたよりペンギンが可愛かったからで、別に他意があった訳じゃない!」
「童顔で悪かったな!!」
「だから俺は顔も中身も全部含めてペンギンが好きなんだよっ!!」
「っ・・・もういいから帰れよキラー!元に戻ったら俺から会いに行ってやるから!」
「いいや今日会う。いま会う。セックスして抱き締めてキスしてちゃんと目を見て好きだって言うまで帰らん!!」
「順序が全部逆だあぁぁ!!!!」
バキッ
「「あ」」
音をたてて壊れたドアノブは木でできた扉をつきやぶってしまった。
カギが機能しなくなった扉は内側に向かって少し開いてしまった。
「っ」
「隙ありっ!」
咄嗟に扉を押して閉めようとしたペンギンだったが、キラーが先に扉と壁の隙間につま先を挟んだため、それはかなわなかった。
「いたいいたいいたい!ペンギ・・・!ちょっとタンマ!マジで痛いから!!」
「だったらその無駄に長い足ひっこめろよ!」
「断るっ!!」
「なんで!!」
「そんなの・・・っ!」
そこで言葉を切ったキラーは扉に手をつき、力ずくで部屋の中へと入ってきた。
中で扉を押さえていたペンギンは反動でバランスを崩し、床に尻餅をついたが、せめて顔は見せまいと咄嗟に下を向いて顔を手で覆う。俯いたままのペンギンに、キラーは告げる。
「ペンギンが好きだからに決まってるだろ!」
「!」
俯いたまま動かなくなったペンギンの前で膝をついたキラーは、ペンギンの頭を撫でた。
「ばかキラー」「おまえなんて嫌いだ」とぼそぼそとつぶやく素直じゃない恋人に苦笑する。
「久しぶりに会ったのに。あまり可愛くないこと言ってると拗ねるぞ?」
「勝手に拗ねとけ。・・・というか触んな。」
「やだ。・・・なぁ、キスしようペンギン。」
「・・・・・・やだ。」
「じゃあ勝手にする」
「ちょっ!?」
バチンと仮面の留め金を外し、床に投げ出したキラーに無理矢理顔を上げられ、口付けられてしまった。
床に押し倒され、だんだんと深くなっていくキスに、そろりと閉じていた目を開けると、キラーの蒼い目と視線が合った。
あぁ見られた。そう思うとペンギンも諦めがついたのか、力が抜けた手をキラーの背にまわした。暫くそうして、会えなかった期間の寂しさを埋めるように長いキスを終えると、キラーは荒く息をしているペンギンを見下ろして一言つぶやいた。
「エロ・・・」
「うっさい馬鹿。見るな変態」
「もうペンギンが好きでいてくれるなら変態でもなんでもいいよ。」
そのメガネも似合ってる。と額をくっつけてニコニコ笑って言われてしまえば反論する気力もおきず、ペンギンは大きな溜め息をつく。
キラーのこの笑顔に、ペンギンは心底弱いのだ。
「未来のペンギンって、こんな顔してるんだな。」
「・・・ガッカリしたか?」
「むしろ楽しみだ。こんないい男そうはいないだろうし、それを抱ける俺は最高に幸せ者だ」
「・・・っ」
想像もできない未来の話にペンギンは返す言葉を無くした。
自分はまだこの恋人同士という関係にすら戸惑っているというのに、キラーは永遠に続くものだと信じて疑わない。
一途で純粋な思いを持つ男が羨ましくて、少し恐ろしかった。
ペンギンが戸惑っている間にもキラーは飽きもせずペンギンに触れては実に楽しそうに顔に首に手にキスをおとしていく。
まるで主人に甘える大型犬みたいだと思ったペンギンは、仕方なくよしよしと金の髪を撫でた。
「キラー。もう逃げないから離れろ。重い。」
「シないのか?」
「床は嫌だって前に言っただろ?」
「じゃあ抱くのはいいんだ?」
「・・・・・・言わせるつもりか?」
「いいや?」
「じゃあさっさとしろ」
照れ隠しなのか、突然潔くなったペンギンに一瞬キョトンとするも、据え膳を食い損ねるキラーではない。
それじゃあ遠慮なく。とキラーは愛しい恋人の額にキスを落とし、その身体を優しく抱き締めた。
一方その頃、
「・・・・・・静かになったな。」
「みてぇだな。・・・っつーかテメェ聞き耳たてんな。趣味悪いぞ」
「俺に命令するなユースタス屋。それにしても、もう少しくらいペンギンの奴抵抗すると思ったが・・・そうでもなかったな」
「テメェほど強情でもねぇだろあいつは。」
「いいだろ。俺のモンだぞ。」
「あんなカタブツ別にいらねぇよ」
「・・・ふんっ」
ペンギンの部屋の隣にある自室で恋人との時間を過ごしていたローは、隣から騒音が聞こえなくなったことに密かに安堵していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リア充爆発しろぉぉぉぉぉ!!!
いつか18禁も書きたいけど今回はここまで。でばがめキドロ乙です。
ローは誰に嫉妬してんだかわかりませんねwwwきっと皆に嫉妬してます^q^独占欲強そう。
「エロ・・・」
「うっさい馬鹿。見るな変態」
「もうペンギンが好きでいてくれるなら変態でもなんでもいいよ。」
そのメガネも似合ってる。と額をくっつけてニコニコ笑って言われてしまえば反論する気力もおきず、ペンギンは大きな溜め息をつく。
キラーのこの笑顔に、ペンギンは心底弱いのだ。
「未来のペンギンって、こんな顔してるんだな。」
「・・・ガッカリしたか?」
「むしろ楽しみだ。こんないい男そうはいないだろうし、それを抱ける俺は最高に幸せ者だ」
「・・・っ」
想像もできない未来の話にペンギンは返す言葉を無くした。
自分はまだこの恋人同士という関係にすら戸惑っているというのに、キラーは永遠に続くものだと信じて疑わない。
一途で純粋な思いを持つ男が羨ましくて、少し恐ろしかった。
ペンギンが戸惑っている間にもキラーは飽きもせずペンギンに触れては実に楽しそうに顔に首に手にキスをおとしていく。
まるで主人に甘える大型犬みたいだと思ったペンギンは、仕方なくよしよしと金の髪を撫でた。
「キラー。もう逃げないから離れろ。重い。」
「シないのか?」
「床は嫌だって前に言っただろ?」
「じゃあ抱くのはいいんだ?」
「・・・・・・言わせるつもりか?」
「いいや?」
「じゃあさっさとしろ」
照れ隠しなのか、突然潔くなったペンギンに一瞬キョトンとするも、据え膳を食い損ねるキラーではない。
それじゃあ遠慮なく。とキラーは愛しい恋人の額にキスを落とし、その身体を優しく抱き締めた。
一方その頃、
「・・・・・・静かになったな。」
「みてぇだな。・・・っつーかテメェ聞き耳たてんな。趣味悪いぞ」
「俺に命令するなユースタス屋。それにしても、もう少しくらいペンギンの奴抵抗すると思ったが・・・そうでもなかったな」
「テメェほど強情でもねぇだろあいつは。」
「いいだろ。俺のモンだぞ。」
「あんなカタブツ別にいらねぇよ」
「・・・ふんっ」
ペンギンの部屋の隣にある自室で恋人との時間を過ごしていたローは、隣から騒音が聞こえなくなったことに密かに安堵していた。
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文とか絵とかコスプレとか色々手を出していたりするダメ人間。いろんなことに迷走気味
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