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ペンキャスでR18。ただのやおい話。
続き物の後半です。単品としても見れる仕様です。
「っん・・・あ、は・・・」
もういい加減止めてほしいな、なんてことを意識が飛びかけた頭でボンヤリ考えていた。
もしかしたらそんなにたってないのかもしれないけど俺にはこの時間がかなり長く感じた。
「どうした?今日は随分と大人しいな」
行為中は殆ど喋らないペンギンが、初めて口にした言葉がこれだった。
俺は答える気力も無くなってたから、とりあえず視線だけをペンギンに向ける。
いつもと同じ表情。同じ声。
それでもどこか違って見えるのは、ペンギンの吐く吐息の暖かさだとか、俺の片足を担いで深く深く繋がろうとしているせいだとか、条件反射で動いてしまう俺の腕を強く掴んでるせいだとか・・・そう思ってしまうあたりが、俺の悪い欲目だ。
俺は別にペンギンとの愛を確かめたくてこんな行為をしている訳じゃないから。
「ぁ・・・ペン、ギン・・・っう」
着ていた服を全部脱がされたせいで、体を揺さぶられるたびにむき出しの背中が床に擦れて痛い。けどそんな痛みも、体内に熱を激しく穿たれればどうでもよくなってくる。
「っあ!ああっ!!・・・っん、うぅっ!」
本日何度目かの挿入に叫びだしそうになった俺の口は、ペンギンの手によって塞がれた。
よりにもよって、さっきまで俺の下半身を弄っていた方の手だ。
口を開けていたせいか、濃い精の匂いと味を感じて思わず顔を顰める。
自分のものとはいえ、あまり口にしたくない味だ。
これを美味いと感じる人間もいるらしいけど、とても正気とは思えない。
「んっ、が・・・っ!」
そう思っていたのが伝わったかは定かじゃないけれど、ペンギンは俺の口を塞いでいた手を今度は口内へ侵入させてきた。必死に舌で押し返そうとするも、バラバラに動く指を捕まえることはできない。角度を変え、強弱を変えて指の挿入を繰り返されているうちに、まるで口で奉仕しているかのような錯覚に陥ってきた。
したことがない訳じゃないけど、どれも苦しいばかりで気持ち良さなんか欠片もない。
今だってホラ。泣きたくもないのに涙なんか溢れてきている。
「も、ひぁめ・・・やら・・・っ!」
「・・・・・・・・・。」
もうやめてほしいと訴えると、涙で歪んだ視界の先でフッとペンギンが笑った気がした。
「ふぇ・・・ん、ぎ・・・っん!んんんっっ!!」
律動がいっそう激しくなる。目の前に火花が散り、何も考えられなくなっていく。
声だけでも抑えようとしても、ペンギンの指に邪魔されて口を閉じることができない。
容赦なく動かされ、揺さぶられる度に、奥に残っていた残滓が押し出されるように溢れ出る。その感覚にすら感じて背を反らして精を放つと、震える身体を落ち着かせるかのように、ペンギンの手が優しく俺の頭を撫でた。
「キャスケット・・・」
最後になにかペンギンが呟いた気がしたけど、意識が落ちた俺の耳には、届かなかった・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後の「 」内は反転してます。見るも見ないもご自由に^^
ちょっと後ろ向きなキャスケットを書いてみたかったので個人的には満足です。
でも次は甘いエッチを書きたいですね。無理だろうけど!
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文とか絵とかコスプレとか色々手を出していたりするダメ人間。いろんなことに迷走気味
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